Web/App Column 2015.06.04 (Thu)
バズりやすい記事を作る3つの方法

弊社運営の親子向けサイト「ゆめある」の下記記事を題材に意図的にバズらせる方法を紹介したいと思います。
「これだけは知っておきたい「トイレトレーニング」の基礎知識」
そもそも「バズる」とは?
「口コミ」という意味のマーケティング用語「Buzz」に「~する」をくっつけた造語です。
「バズ・マーケティング」とも呼び、SNSのクチコミの力を利用したマーケティングのことをいいます。昨今の「コンテンツSEO」にはとても重要なマーケティング方法のひとつです。
「バズる」ポイントは大きく分けて3つ
ポイントは下記3つ
【1】記事テーマ(キーワード)
【2】記事タイトルとキャッチ画像
【3】SNS(FB広告)で拡散
です。
以下に、詳しく説明していきます。
【1】記事テーマ(キーワード)
需要が無ければ、記事の存在価値はありません。
しっかり「Google AdWords キーワード プランナー」等を使用して、本当に需要のあるキーワードなのかどうか、数値的な裏付けを取りましょう。
「自分の思い込み」というのはよくあります。
実際に一部を下記に掲載しますが、
個人的に「歯の磨き方」は多いだろうと思ったら1,900しかなく、
逆に少ないと思った「お食い初め」は74,000も月間検索ボリュームがありました。
テーマ(キーワード) | 月間検索ボリューム |
---|---|
夜泣きについて | 14,800 |
トイレトレーニング | 27,100 |
お食い初め | 74,000 |
歯の磨き方 | 1,900 |
食物アレルギー | 12,100 |
予防接種 | 40,500 |
月間検索ボリュームが1万以上を目安に探すとよいと思います。
【2】記事タイトルとキャッチ画像
次に重要なのは、見た目のインパクトです。
記事タイトルに無理して、重要なキーワードをいくつも並べてみたくなりますが、
そんな無機質な記事タイトルに人の心は動かせるでしょうか?
キーワード < インパクト
であるべきであり、
すなわち
検索エンジン < 人
だと思います。
一般的には下記のような簡潔でわかりやすい記事タイトルが目に留まると言われています。
・〇〇の理由
・〇〇の方法
・〇〇のルール
・〇〇のヒント
・〇〇の違い
少し余談になりますが、アプリのタイトル名も同様です。
ランキング上位アプリの変わったタイトル例
・彼女は最後にそう言った
・今日、彼女が死んだ
・B612-こころで撮る自撮り
続いて、「キャッチ画像」についてです。
常に沢山の記事が流れいるSNSでは、文字よりもまず画像で判断されます。
そのため、どんな記事の内容か想像できて、かつインパクトのあるキャッチ画像が好ましいです。
これまたアプリも同様で、
App Storeで検索結果に表示される、
「1024×1024のメインアイコン画像」と
「一枚目のスクリーンショット」
はとても重要だと考えています。
【3】SNS(FB広告)で拡散
Facebook広告の特長はターゲットユーザーの細かい設定ができるところです。
今回は「トイレトレーニング」の記事ですので、
「「0才~2才」までの子供がいる18才から45才の母親」のみに配信される設定で行いました。
そして結果レポートは下記ですがとてもコストパフォーマンスのよい結果となりました。
通常のアドワーズなどのweb広告のクリック率(CTR)は0.5~3%程度と言われていますが、
なんと12.91%!
クリック当たりのコストも、
通常のFacebook広告は50円~150円程度ですが、
なんと4.93円!
アクセス数も、広告出稿中は、2倍以上のアクセス数がありました。
広告が終了するとアクセス数は下がりますが、
元通りではなく、リピーターとして残ったり、拡散が少しずつあるので、
1.5倍くらいのアクセス数が維持できます。
【隠し味】パッション(情熱)
3つと言いながら4つ目があります。
「隠し味」と言いながら、実は一番重要なのかもしれません。
それは、パッション(情熱)です。
「多くの人に知ってもらいたい」という、純粋な熱い気持ち(情熱)が人の心を動かします。
そして、多くの共感を生み、クチコミで拡散していくのです。
最近は、プロのライターによる「盗作」問題もありますが、
「盗作」には「情熱」のカケラも無いでしょう。
まとめ
ただ、ひとつ気をつけないといけないのが、
「バズる」・「広告」は
ランキングにはあまり影響しない
ということです。
数年前はランキングに影響していたようですが、
グーグルも一時的にアクセス数が伸びただけでは、
検索順位に影響が無いようにアルゴリズムを変更してきています。
アプリも同様に俗にいう「ブースト」で一気ダウンロード数を増やしても、
ランキングには影響しない傾向にあるようです。
結果的には、やはり永続的なテーマで
GoogleやAppleや一般社会に認められる・第一人者になるしかないのです。
ただ、「多くの人々に認知させる」という目的なら、
「バズる」&「広告」は十分その目的を達成できるので、行う意味があるのだと思います。