Web/App Column 2015.07.28 (Tue)
YouTube アドバイス ワークショップ in大阪

2015年7月26日(日)グランフロント大阪にて、YouTube主催の勉強会に参加してきました。
今回は既に活動しているクリエイター向けの、実践的な内容を学ぶ会です。
トップクリエイターから学ぶ 10 の大切な要素
まずは動画の企画・制作する上で、重要な10のキーワードを説明してもらいました。
[親しみやすさ]
初めて見た人でも、どんな内容の作品を公開しているか、すぐにわかることが大事。
[コラボレーション]
関連性が高く、お互いのメリットがうまくかみ合う時、他のクリエイターとコラボレーションします。
[一貫性]
作品のテーマやクオリティが統一されているとユーザーも安心します。
作品公開も、決まったサイクルで同じ曜日、同じ時間帯にアップするとよいようです。
[対話性]
視聴者に対して呼びかけをすることにより、ユーザーとの一体感、ライブ感も上がる。
[発見性(出会い)]
トレンド(流行)といつでも(永続性)の反するもの2つとも大事。
[インスピレーション]
視聴者とクリエイター共に刺激しあいながら、直感的に楽しいものを作ること。
[双方向性]
視聴者があっと驚く仕掛け・アイデアがあること。
下記動画は、0杯から80杯までのビールを飲んだ量ごとにシーンが分かれていて、演奏の変化を楽しめます。
[共有性]
共感し、友達に伝えたくなる内容であること。10単語くらいで説明できる内容。
[持続性]
シリーズものなど量産できるテーマであること。
時間・お金などコストを抑える工夫。
[ターゲティング]
具体的なターゲットを想像して、制作すること。
1つの動画に対してだけでなく、チャンネル・シリーズ単位でも考えることが大事。
この10の重要な要素は、アプリやwebコンテンツにも共通する内容です。
サムネイル画像・タイトル・説明文
[サムネイル画像]
自動的にサムネイル画像は3つ抽出されますが、しっかり自分でオリジナル作成したものを登録することが重要です。
これをやるか、やらないかで、再生回数は何10倍も違ってきます。
複数の人物や物が写っているより、1つか2つに絞って、クローズアップしたものが良いです。
色・コントラストも、しっかり内容が伝わるように背景色なども変更して作成します。
なるべく高解像度なデータで作成すると良いです。(横幅1400pxくらい)
[タイトル]
重要なキーワードをなるべく先頭に入れましょう。
極端に長くせず、20文字以内が適切です。
シリーズ物は通し番号をつけておくと、回遊しやすくなります。
サムネイル画像とマッチする内容にすることも大切です。
[説明文]
モバイル環境での、動画一覧では表示されませんが、検索要素 でもあるため、説明文も重要です。
特に最初の2行 に重要な大切なことを記載します。
ユーザーにとって役立つ関連リンクを入れるのも効果的です。
もちろん、むやみやたらにキーワードを羅列するのは、違反です。
あと、作品動画の最後に、「説明文にリンクがあるよ!」 とユーザーに投げかけておくと、クリック率は高まるでしょう。
YouTube アナリティクス
あまり、深く見ていなかったのですが、かなり詳細な情報が得られることが、今回の勉強会でわかりました。
[視聴回数]
グラフの左側の「複数系列グラフ」を押すと、比較されたグラフが表示されます。
[トラフィックリソース]
一般的に「関連動画」が一番多いです。
それぞれの項目名をクリックするより詳細な情報が表示されます。
「関連動画」の文字をクリックすると、どの動画の関連動画から来訪したかがわかります。
当然、自分の人気動画が多いですが、一時的にですが【妖怪ウォッチ】ようかい体操第一 から の視聴が多いことがわかりました。
「外部」をクリックすると、どこのサイトからリンク閲覧されたかがわかります。
これも当然ですが、GoogleとYahooからの検索が多いです。
[視聴者維持率]
それぞれ動画ごとの、最初から最後までの維持率が分かります。
※巻き戻して、最初から閲覧している人もいるので、先頭が100%を超える場合もあります。
※初めの数秒で、70%を下回る場合は、つかみとなる何だかの面白みを初めの5秒に入れると良いでしょう。
[登録者]
視聴回数と登録数の増加が比例しているのが確認できます。
※動画内に、チャンネル登録を促す投げかけをすると効果的なようです。
[アノテーション]
アノテーションとは、動画の上に、ロゴや吹き出しテキストを表示させて、リンク設定することができる機能のことです。
・吹き出し(ゆめあるへの外部リンク):クリック率2.55%
・ロゴ透かし(ゆめあるチャンネルへのリンク):クリック率0.05%
ロゴ透かしのクリック率低いですね…。
[カード]
カードとは、動画の横に大きく他の動画への誘導を促せる機能です。
関連サイト、再生リストなど任意のタイミングで表示できます。
この機能はまだ試していなかったので、早速設定してみました。
結果を別の機会でレポートしたいと思っています。
まとめ
今回は、他のクリエイターさんと交流する時間もあったので、本当にいい刺激になりました!
動画の需要はこれからも間違いなく増えていきます。
人々の「心に刺さる動画」を作っていきましょう!