Web技術トピック&コラム

Web/App Column 2013.10.07 (Mon)

電子書籍のリリース方法「申請・リリース」編

電子書籍のリリースの仕方をデベロッパー登録から、実際にリリースするまでの手順をiOS、Android、Kindleそれぞれを紹介しています。

第3回は「申請・リリース」編です。

あらかじめ用意しておくとよいもの

  • epubデータ
  • 表紙画像(iOS、Android(1400*2000)、kindle(1243*1776)くらい)
  • スクリーンショット
  • 書籍タイトル(英語表記も)
  • 説明文
  • キーワード
  • 登録カテゴリ
  • ※カテゴリは適切なものを選択しないと却下されます。
  • ※スクリーンショットはiphone、iPadに転送したものを「ホームキー+電源ボタン」で画面キャプチャすると楽です。

iOS(ibooks)

申請は、管理画面のiTunes Connectからではなく、「iTunes Producer 2.9.1」というMac専用のソフトから行います。

「iTunes Producer 2.9.1」初回起動時は、iTunes Connectのログインと同じ情報を入力します。

1. 「新規パッケージを作成」をクリックします。

  • ※画像クリックで拡大します。

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「新規ブック」をクリックします。

2. 下記画像のように必要事項を入力していきます。

なお、タイトル、説明文、カテゴリはアップロード後も、iTunes connectの管理画面からも編集できます。

  1. ブック>メタデータ

    書籍の概要的な情報を登録します。

    • ※画像クリックで拡大します。

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  2. ブック>カテゴリ

    適切なカテゴリを選択しないと、審査で却下されてしまいます。

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  3. ブック>対象読者

    対象となる年齢を絞り込む場合は、入力します。

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  4. ブック>価格

    価格および配信地域を設定できます。

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  5. 素材>出版物

    作成したepubのデータを選択します。
    「立ち読み」的なサンプルは自動的に生成してくれるので、特にサンプル用にデータを作る必要は無いかと思います。

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  6. ブック>カバーアート

    ibooks上で表示される表紙画像です。
    ある程度、目立った方がよいかもしれません。

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  7. ブック>スクリーンショット

    スクリーンショットを選択登録します。

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  8. デリバリ

    「デリバリ」ボタンを押すと、アップルサーバーにデータ送信が始まります。
    epubの構文記述に問題がある場合は、ここでエラー表示されます。
    エラーが出た場合、どこに間違いがあるか、表示されるので、対応しましょう。

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3. 申請データのアップロードが完了すると、

iTunes Connectの方に、書籍情報が表示されます。

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だいたい1週間くらいで、審査が終わります。
却下された場合、「Ticket History」という項目に修正内容が記載されるので、対応します。

Android(Google book)

知らないうちに、管理画面が使いやすくリニューアルされていました。
今までは、10Mを超えるものは、専用ソフトからアップロードが必要でしたが、
Androidアプリの登録とよく似た使いやすいものになっていました。

今回IE10で登録作業したからか、ところどころで入力しづらかったです。
Chromでやった方がいいかも。

  • ※画像クリックで拡大します。
  1. 新規登録

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  2. 概要

    タイトル、カテゴリ、説明文など書籍の概要的な情報を登録します。

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  3. Google Playの設定

    配信地域と価格を設定します。

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  4. Google Booksの設定

    「プレビュータイプ」は、立ち読み的なダウンロードしなくても閲覧できるページ範囲の設定です。

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  5. コンテンツファイル

    作成したepubデータを選択し、アップロードします。
    処理が完了するまで数時間かかるようです。

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また、たまたま今回だけだと思うけど、「内部エラー」となって公開されていない状態になりました。
対応策はわからなかったので、1から登録し直したら、今度は無事公開できました。
だいたい、1~2日ほどで、公開されます。

Amazon Kindle

  • ※画像クリックで拡大します。
  1. 書籍の新規登録

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  2. 書籍の基本情報およびepuデータの登録

    ほぼすべてこの画面で登録するので、やたら縦に長い登録ページですね。
    「KDPセレクト」というのに登録すると、
    無料でプロモーションが行われ、ロイヤリティも高くなります。
    また、基本的に、Amazonでは無料で配信できないようです。

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  3. 配信地域と価格を設定

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登録が完了したら、基本的に24時間以内で審査が完了します。
他のものに比べるとダントツで速いですね。

リリースした後(レポート・収益)

それぞれ、レポートから各国別のダウンロード状況も閲覧できます。
ibooksの日本語版自体そこまで現状はまだ出版数が少ないので、
「自伝」などの競争の少ないカテゴリだと、1日20ダウンロードくらいでも、そのカテゴリのベスト10入りできます。

収益に関しては、基本的に70%(制作者):30%(運営)の比率です。
Kindleにかんしてのみ35%(制作者):65%(運営)ですが、
アメリカで本を販売する場合で2.99ドルから9.99ドルであれば、70%のロイヤリティオプションを選択できます。

収益的には、アップルが一番狙いやすいのではと思っています。
やはり、電子書籍自体、日本国内よりアメリカの方が圧倒的普及していると思うので、海外向けコンテンツの売れる可能性はすごくあると思います。
あとは、どのように露出、宣伝していくかが課題ではないでしょうか。
特に、Google bookは自分で出した本を探すのにも一苦労するほど、リリースしても露出するのが難しいですね。

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