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Script Topic 2014.01.21 (Tue)

電子書籍のリフロー型と固定レイアウト型の違い

電子書籍のリフロー型と固定レイアウト型の違いについて説明したいと思います。

リフロー型

文章がメインの書籍に適しています。(小説、エッセイ、実用書など)

特長

デバイスの大きさに合わせて、文章が適切な大きさで配置され、表示されるので、 文章が多い書籍の場合、ユーザーは読みやすいです。 そのため、ページ数も、デバイスによって変わります。 例)iPhoneで50ページでも、iPadでみれば、30ページ程度になります。

欠点

挿絵がある場合、デバイスの大きさやリーダーの種類により、 制作者の思うレイアウト通りにはなりません。

固定レイアウト型

画像がメインの書籍に適しています。(写真集、漫画、絵本など)

特長

その名の通り、1つのxhtmlファイルは1画面に固定で表示されます。 そのため、制作者の思うレイアウト通り必ず表示されます。

欠点

文章が小さい文字の場合、ユーザーは拡大しないと読み取れない場合があります。

具体的な「固定レイアウト」の書籍データの作り方

  1. content.opf(拡張子がopf)に、「固定レイアウト」を使用するための宣言文的なものを記述します。
  2. 書籍全体を「固定レイアウト」にする場合、同じファイルに下記文を追記ます。
    <meta property="rendition:layout">pre-paginated</meta>
  3. 書籍自体の向きを決めます。
    横向き
    <meta property="rendition:orientaion">landscape</meta>
    縦向き
    <meta property="rendition:orientaion">portrait</meta>
    自動
    <meta property="rendition:orientaion">auto</meta>
  4. 2つのページを見開きとして表示するかどうかを設定します。
    見開きしない
    <meta property="rendition:spread">none</meta>
    縦向きの時に見開きにする
    <meta property="rendition:spread">portrait</meta>
    横向きの時に見開きにする
    <meta property="rendition:spread">landscape</meta>
    横向きでも縦向きでも見開きにする
    <meta property="rendition:spread">both</meta>
    自動
    <meta property="rendition:spread">auto</meta>

サンプルepubファイルは下記からどうぞ

kotei-sample

グーグルブックスへの固定レイアウトの申請について

グーグルブックスへ「固定レイアウト」のepubファイルを提出すると、 いつまでも、「不明」というステータスのままになります。 書籍の識別情報、ePub ファイルを送信した日付と、レビューが完了している旨の グーグルに別途申請する必要があります。 詳しくは下記 公式ヘルプページに書いてあります。

https://support.google.com/books/partner/answer/3316879?hl=ja&ref_topic=3238502#fixed-layout

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