Web技術トピック&コラム

Web/App Column 2014.01.27 (Mon)

今後の電子書籍のプラットフォームについて

今後の電子書籍のプラットフォームについて、推測による持論になりますが、書きたいと思います。

Kindkeなどの影響で、「日本に電子書籍の黒船」が来たと騒がれたのが、2012年ころでしょうか。
それから、専用端末機器としては、Kindke、楽天kobo、ソニーReaderが発売され、電子書籍のプラットフォーム(電子書籍配信サービス)も、多く乱立しました。
honto、パブー、eBookJapan、パピレスなどなど。

しかし、ローソンが運営していた電子書籍配信サービス「エルパカBOOKS」が2014年2月24日にサービスを終了すると発表しました。
運営維持の採算が取れなくなったのが理由だそうです。
さらに問題になっているのが、このサービスの場合、クラウド型の電子書籍サービスだったことです。
買った本を読むときも毎回ダウンロード後表示させる形式のため、サービス終了と共に、「買った本が読めなくなる。」という問題です。
ローソンのポイントで返金とのことですが、ユーザーは納得いかないですよね。

今がちょうど、プラットフォームの変動の時期なのではないでしょうか。

個人的には、これから、もっとも伸びるプラットフォームは、ibooksではないかと思っています。
日本のスマートフォン所有比率は、アンドロイド端末の30%に対し、iPhoneが69.1%と以前から、高い数値のままです。(2014年1月:カンター・ジャパン調査)

ibooksの日本語版公開は、2013年3月と比較的新しいですが、本の充実度は、どんどん良くなってきていると思います。

そうなると、単純にユーザー数が圧倒的に多い、ibooksが日本の電子書籍プラットフォームでは勝ち残ると思います。

もちろん、世界を視野にいれるなら、Kindkeの方がシェアも多く、爆発的ヒットする可能性は秘めています。
電子書籍を出版するなら、epubデータを一度作れば基本的には、全プラットフォームで提出できるので、出せるなら、いろいろ出してみるといいでしょう。

ただ、あくまで日本で自分の電子書籍を広めたいなら、ibooksでリリースが一番効果的だと思います。
いまなら、ジャンルごとのランキング1位もとりやすい気がします。

  • ※弊社制作マンガは一日のダウンロード数660で総合無料ランキングで1位になりました。

ただ、まだ日本では、「電子書籍」そのものに抵抗があるのか、浸透はしていません。
下記ブログ記事がよくそれを示しています。

「「あなたはKindle等の電子出版物を買った事がありますか?」と学生に訊いてみたらけっこう絶望しちゃった話」
http://iharadaisuke.hatenablog.com/entry/2014/01/22/134723

35名ほどの大学生に聞いた結果は、1人しか手を挙げなかったそうです。

しかし、いい意味でとらえれば、まだまだ伸びしろのある世界なので、今のうちに、電子書籍のシェアを勝ち取れば、うまく独占できるかもしれないのです。

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